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天国に行った彼素直じゃなかった中学時代娘悔やみ切れない恋体験談/小説投稿まとめ
〜本文(始まり)
ずっと大好きな貴方へ。
中学入って約3年間、毎日のようにケンカしてた。
自分の嫌なことは押し付け合い、良いことは譲り合わない。
はじめは私達、お互いに1番嫌な友達だったよね。
毎日ケンカはしたけど、貴方といると素で楽しかったよ。
そして・・・うれしい事も、たくさんあったよ。
すごく頑張った体育祭で負けた時、悔しくて、泣きそうだった。
でもこんな性格だから、みんな泣いても私は盛り上げなきゃ！って思った。
放課後は1人で涙こらえて帰った。
そしたら貴方は私を追いかけてきて…
「泣くの我慢すんなよ」って言ってくれたよね。
私は「うるさいよ」って言っちゃったけど、実はすごくうれしかったょ。
でも、恥ずかしくて「アリガトウ」が言えなかった。
そして、その時から私は貴方のこと、好きになったんだよ。
だんだん、実は優しい人なんだってわかってきた。
でも、自分に優しくしてもらってるのがわかっても、
やっぱり可愛くないこと言っちゃって…。
いつも、「アリガトウ」が言えなかった。
そのたびに後悔した。
そんな私に、貴方は「好きだ」って言ってくれたよね。
でもそんな時でも私は、恥ずかしくてうなずくしか出来なかった。
だから、次の日「アリガトウ」って言おうって決めてた。
今度こそ絶対言わなきゃって思ってたのに…
貴方は天国へ行ってしまった。
交通事故だって聞いた時、信じられなかった。
涙が止まらなかった。
悔やんでも悔やみきれなかった。
どうしてあの時、そうしたんだろう？
どうしてそう言ったんだろう？
こんなことばかり思ってしまう。
最後まで素直じゃなくてごめんね。
こんな私を好きだって言ってくれて、アリガトウ。
私は、これからもずっと貴方が大好きです。
本当にたくさん、アリガトウ…。
〜本文(終わり)
